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5月28日(th0000005) 巨人を3タテ、8連勝で交流戦へ

戦評

「チームがすごい乗っていたので、自分もその波に乗っていけるように、巨人に3連勝して交流戦行けるように思い切って行きました」

そう意気込んで先発マウンドに上がった才木は連勝中の勢いに乗るどころか自らのピッチングで加速させた。ストレートで押し、フォークはキレる。4回に上位打線を三者連続三振に仕留めるなど5回までに9個の三振を奪い1安打無失点と試合を作った。

打線はエンジンがかかるまで時間を要した。両チーム無得点の緊迫した展開で局面を動かすのは失策か長打であることが多い。4回2死からミエセスが放った打球は浜風に乗りレフトスタンドへ。今季4号は先制本塁打となった。

才木が7回に被弾して同点とされるが、その裏にすぐやり返した。木浪の安打から1死満塁としノイジーがセンター前に勝ち越しの適時打を放った。

「あの場面、ランナーを還すだけでした。しっかり打てて良かったです。自分の仕事が出来て本当に良かったです」

なおも続く1死満塁で大山が初球打ち。鋭い打球はレフト線への2点適時打となり4-1と3点のリードを奪った。

才木は8回途中までマウンドを守り1失点。2桁奪三振の好投だった。8回2死1塁では岩貞が左打者をきっちり抑えた。9回は湯浅が先頭打者に安打を浴びても好守の二遊間が併殺を奪ってピンチの芽を摘んだ。熱戦を締めくくった守護神は「アツアツです。緊張はしましたけど、それよりウズウズしていたので0点で抑えることが出来て良かったです。チームもいい感じで来てますし、自分もこの勢いに乗ってチームの力になれるよう頑張ります」と頼もしく話した。

僅差のゲームを競り勝ち、先発の才木に勝利が、湯浅に復帰後初セーブがついた。セリーグ最強チームが8連勝を飾り来週からは交流戦。岡田監督は「対戦ない交流戦ですけど、自分たちの野球をするというか、きっちりした野球をやっていけばいいと思いますね」。今のチーム状態で恐れるものなど何もない。DHありの猛虎打線がパリーグの好投手たちに襲いかかる。

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