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4月4日(JST12000000) 粘るもあと一歩及ばずの競り負け

戦評

先発の西勇は走者を出しながらも粘りのピッチング。ベテランらしく勝負所をわきまえた投球術で5回まで無失点に抑えしっかり試合を作った。

援護したい打線は3回に近本が節目の記録に到達した。失策で出塁した俊足の切込隊長が通算150盗塁を達成。この記録はこれからも伸びるに違いない。欲しかった先制点は4回だ。まずは1死から前川が左中間へ2塁打を放つ。5番での出場となった若虎が結果を残すと佐藤輝も安打で続く。1死1、3塁から梅野の打球はセンター前へ。巧い一打で先制に成功した。

「(前川)右京がチャンスメイクしてくれたし、自分自身も前の打席で打ち取られていたので、なんとか必死に食らいついて事を起こすという気持ちでした。タイムリーになってくれてよかったです」

この後さらに1死1、3塁から木浪の内野ゴロの間に3走の佐藤輝が2点目のホームに滑り込んだ。佐藤輝は3塁到達時と生還時に際どいタイミングで1度はアウトと宣告されたがどちらもリクエストで判定が覆り全力疾走で追加点を奪った。

2-0とリードして6回を迎えたが西勇が先頭から3連打を浴びるなどイニング途中でマウンドを降りてしまう。

「リズムの良い野手陣の守備と、梅野のリードに引っ張られながら、なんとか粘り強く投げようという気持ちでした。次回はもっと良い投球ができるように修正していきたいです」

この回に逆転を許してしまうが1点ビハインドの7回に登板した岡留はきっちり無失点。キャンプで投手のMVPに選ばれた右腕がシーズンでも好スタートを切った。

2-3の8回に2死から前川の安打と佐藤輝の四球で一打同点のチャンスは作ったものの代打・糸原の放った鋭い打球が相手の好守備に阻まれてしまう。あと1点が遠くカード勝ち越しはならなかった。

投手陣は11安打を浴びながらも3失点に抑えているだけに打者陣の爆発が待たれる。明日からはヤクルトとの3連戦、打者有利の神宮で派手な攻撃に期待したい。

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