スタンプ未押下

4月7日(th0000004) 塁を賑わせるも3連勝はならず

戦評

今季初のカード勝ち越しのみならず狙うは一気に3連勝。2点を追う3回にチームの勢いを感じさせる攻撃を見せた。

木浪の安打と才木の送りバントで1死2塁のチャンスを作ると近本の打球は右中間へ。「しっかり自分のタイミングで入っていくことができました」という打球がフェンス際まで達すると2走の木浪は悠々生還し、近本は快速を飛ばして3塁へ。反撃の適時3塁打となった。

先発の才木は立ち上がりに被弾して先制こそ許したものの力のある150km/h台のストレートで押し込み、変化球のキレも良く要所を締めた。

3回に2死から連続四球を与えてしまい打席にはヤクルト4番の村上を迎えたが崩れない。フルカウントから投じたインコースの変化球で見逃し三振、気持ちの込もった投球は続く。5回1死2塁のピンチも連続三振で切り抜けガッツポーズ。中盤の山場を乗り切った。6回にも村上を高めのストレートで空振り三振に仕留め、追加点を与えることなくリリーフ陣にマウンドを託した。6回を投げて2失点、イニング数を上回る7個の三振を奪った。

「初回からホームランを打たれてしまいましたが、切り替えてそれ以降のイニングを粘り強く投げられたかなと思います。特にスライダーの感覚がよかったので、梅野さんとも話しながら効果的に使うことができました」

1点を追う打線も形は作った。5回は近本が安打と盗塁で得点圏に進み、中野の四球で走者をためる。6回にもノイジーの来日初盗塁と2つの四球で2死1、2塁としたがあと1本が出ない。8回に1点を失い追う点差が広かった9回にはベンチスタートだった森下が代打出場で2塁打を放った。しかし同点、逆転には結びつかず。状態の良い前川を3番に据えるオーダーを組んだが即結果とはならなかった。

今季初の3連勝は逃したが次カードはいよいよ甲子園でのゲーム。今度こそ3連勝、いや大型連勝に期待が高まる。

戦評一覧へ戻る

MENU

  • 虎魂

公式モバイルサイト