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5月1日(18Asia/Tokyo01) 8投手リレーで凌ぎ引き分けに持ち込む

戦評

雨上がりのひんやりとしたマツダスタジアムで4連勝へ向け最高のスタートを切った。初回に安打と盗塁で近本が2塁に進むと大山がレフト前に適時打を放った。

「とにかく先制点が欲しいと思っていました。追い込まれていましたが、ランナーを還すことができてよかったです」

先制に成功すると伊藤将の立ち上がりは三振と外野フライでテンポ良く2死を奪う。四球を1つ与えてしまったが盗塁を試みた走者は梅野が刺した。広島の上位打線を結果的には3人で抑えると打線は2回にも1死1、2塁から木浪の適時打で加点した。

「追加点が欲しい場面で併殺打だけはということも頭にありました。いい所に落ちてくれました」

リードを2点に広げると伊藤将は粘りに粘った。2回1死3塁、3回2死満塁と大きなピンチを背負いながらもギリギリのところでホームは踏ませない。5回に味方の失策絡みで招いた1死満塁から犠牲フライは許したものの適時打を浴びることなくイニング終わりまで投げ切った。107球を要したが5回を1失点、先発の役割を果たした。

「ボール自体よくなってきている手ごたえもありました。先制点を取ってくれて、毎回のようにランナーを出してしまいましたが、梅野さんと協力して2点を守る粘りのピッチングができたと思います」

2-1の6回も島本が2死1、3塁のピンチを切り抜けた。しかし7回、加治屋が2四球を与えて走者をため、桐敷が適時打を浴びて同点に追いつかれてしまう。それでも8回はイニングを跨いだ桐敷が三者凡退、9回はゲラが危なげなく3つのアウトを奪った。

延長線に突入すると10回は漆原が無失点。先頭打者に四球を与えても2つの三振を奪い一打サヨナラの場面をしっかり抑えた。11回に登板した岩崎もさすがの投球を見せ3人でピシャリ。自慢のリリーフ陣が敵地のマウンドで躍動し、12回も浜地が凌いでビジターゲームを引き分けに持ち込んだ。

4時間半を超える熱戦の末、白星こそならなかったが首位であることに変わりなく、セリーグの貯金独占状態にある。さらなる1人勝ちへ。次カードは2位巨人との首位攻防戦だ。

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