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5月8日(19Asia/Tokyo08) 大竹が広島キラー発揮も競り負け

戦評

昨季の対戦成績は7試合に登板して6勝0敗、防御率0.57。先発の大竹は広島戦を大の得意にしている。初回はきっちり三者凡退。2回以降も相手の打ち気をあざ笑うかのように緩いカーブやチェンジアップを巧みに操り広島打線を手玉に取った。

打線は1点を追う3回、先頭の近本が安打で出塁すると盗塁を決めて無死2塁。このチャンスに中野が放ったライト前への安打で近本が生還し俊足コンビの活躍で試合を振り出しに戻した。

「取られたあとで早く追いつきたかったです。近本さんのヒット、盗塁とチャンスを広げてくれたいい流れで打つことができました。まずは追いつくことができてよかったです」

1-1の同点のままイニングが進む中、大竹は6回にピンチを迎えた。2死ながら走者を得点圏に背負う。この場面で大竹が技巧派とは違う一面を覗かせた。ストレートとインコース中心の投球で厳しいコースに投げ切り広島の5番・末包をレフトフライに打ち取った。6回を投げて失点は本塁打による1点だけ、今季も広島キラーとして活躍してくれそうだ。

「早いカウントから打ちにくるというイメージがあったので、初球から丁寧に投げることを意識しました。ホームランでの失点はもったいなかったと思いますが、全体的にはうまくゴロを打たせて取るような投球ができたと思います」

7回は桐敷がマウンドへ。5月6日の試合が雨天中止となっているもののこれで4連投。ベンチからの厚い信頼に応えて1死2塁のピンチを切り抜けた。同点の8回にはゲラを投入。ところが2本の適時打を浴び、勝ち越しを許してしまう。

リードを許す終盤となったが9回は石井が3者連続三振の完璧リリーフ。相手に傾いた流れを止めた。しかし2点を追う最終回は頼みの中軸が倒れ、劇的な逆転サヨナラ勝ちとはならなかった。

次カードは1日空いてDeNA戦。打者有利の横浜スタジアムでは活発な攻撃を期待したい。

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