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5月11日(tham31) 近本の満塁弾もまさかの空砲に

戦評

神風を味方につけて一気に攻め立てた。まずは2回、佐藤輝と梅野が逆方向へ安打を放ち1死1、2塁打とすると木浪が打球をセンター前に運ぶ。DeNA先発の中川颯はアンダースローの変則投手、しっかり引きつける打撃で先制に成功した。

「2ボールだったので思い切っていこうと思っていました。先制することができてよかったです」

このあとさらに2死2、3塁から近本の放った打球がレフト、ショート、センターの間に落ちると2者が生還。ラッキーな2点適時2塁打となった。

「いい所に落ちてくれました。1点で終わらず、複数点とることができてよかったです」

幸運はまだ続く。3回にはまたしても無死2、3塁から佐藤輝の打ち上げた打球が野手の間に落ちるラッキーな適時打となり加点。さらに期待の大砲、井上が2試合連続の適時打で5点目を叩き出した。

「チャンスの場面でしたし、積極的に打ちにいこうと思っていました。最低外野フライという楽な気持ちで打席に入れたことがいい結果につながったと思います」

天の助けを借り得点を積み重ねるとトドメは2死満塁から近本がライトスタンドに本塁打を叩き込んだ。

「満塁だったので必ずゾーンの中で勝負してくると思って打ちにいきました。最後までなにがあるかわからない球場なので、追加点が取れてよかったです」

前日の先頭打者アーチに続いて今度はグランドスラム。切込隊長が最高の働きを見せ3回までに早くも11安打9得点、序盤の猛攻で大きくリードを奪った。

しかしイニングが進む毎に流れを手放した。先発の伊藤将は大量援護を受けながらDeNA打線に追い上げを許し、勝利投手の権利目前で降板。5回途中からは今季初登板の富田が抑え、2点リードの7回には漆原が1死1、3塁のピンチを併殺で切り抜けたものの8回に3本塁打を浴びて逆転を許してしまう。打線も4回以降は追加点が奪えずに最大7点のリードを守れなかった。

本塁打の出やすい球場ではセーフティリードを奪っても安心出来ない。ならば明日の試合ではそもそも打球の発生しない奪三振能力に優れる才木を先発マウンドに送り、カード勝ち越しを目指す。

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