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5月12日(th0000005) 才木の気迫の完封で1点差勝利

戦評

再びの岡田マジックだ。大幅に打線を組み替えた4月14日の中日ではレギュラー陣の打順を入れ替えたオーダーを組んだ。しかし今季2度目の打線シャッフルは人選にも変化があった。ファームで結果を残し昇格後も2試合連続適時打と好調の井上に1番を打たせ、佐藤輝はベンチスタート。6番・サードには糸原が入った。新打線は3回に2死からつながった。才木が四球を選ぶと井上が安打でつなぐ。2死1、2塁とすると中野がライト線に先制の適時2塁打を放った。

「ツーアウトから才木と(井上)広大がつないでくれたので、なんとかランナーを還したいと思っていました。浮いた変化球を一発で仕留めることができてよかったです」

先発の才木は9球で3つのアウトを奪う立ち上がりから好投を続けた。バックも守備範囲の広いセカンド・中野、球際に強いレフト・ノイジーら多くの好守備が光り才木をアシスト。才木は2回2死1、3塁以外はピンチすら招かないまま6回まで無失点に抑えた。1点リードの7回に無死1、2塁としてしまったがDeNAの筒香をセカンドゴロの併殺打、続く桑原もセカンドゴロに打ち取って大きな山場を切り抜けた。この時点で球数は100球に達していたが8回表の打席に立ち、その裏はマウンドへ。先頭打者は150km/hのストレートで空振り三振に仕留め、2死からも150km/h台の豪速球を連発しこの日5つ目の三振を奪う。9回も球威は衰えず見事な完封勝利を挙げた。

「もうちょっと点取ってほしいですね。(四球で出塁し先制のホームを踏み)全力で走っていたので普通に疲れました」

お立ち台で冗談も飛び出すほど充実感に溢れていた。才木の熱投で1-0の投手戦を制しカード勝ち越し。明日の移動日も含めリリーフ陣には嬉しい連休となった。次カードの中日戦は盤石のブルペン陣で臨む。

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