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6月1日(stam30) 4番・近本が活躍もサヨナラ負け

戦評

チームの顔がプロで初めて打線の真ん中に座った。岡田監督は打線を大改造。植田が2番・ライトで今季初スタメンを任され、大山が打順を7番に下げ近本が4番に抜擢された。俊足自慢の近本には1番のイメージが定着しているが打率、本塁打、打点全てチームトップ。巧打者であると同時に強打者でもある。初回2死1塁から初球をライトに強く弾き返し、さすがの打撃技術を披露した。

しかし前日にプロ初本塁打を放ち飛躍が期待される前川が三振に倒れ先制機を逃すと中々次のチャンスが訪れない。2回から4回まで三者凡退に打ち取られてしまう。5回に渡邉が2塁打を放ったが3進後にはやる気持ちが裏目に出て捕手からの送球でタッチアウトになってしまった。

先発のビーズリーは今季2試合11回を投げて防御率0.00。無失点投球を続けていた。序盤は快調にアウトを重ねていたが中盤にかけて四死球が目立つようになり先制点を奪われてしまう。それでも勝負所で151km/hのストレートを投げ込むなど闘志をみなぎらせ6回1失点と好投した。

「立ち上がりから3回まではスムーズに投げることができたね。なかなか勝負がつかなくてたくさんファウルボールも打たれて球数も増えてしまったけど、根負けせず粘り強く投げることができたと思うよ」

打線は1点を追う6回、2死から植田と糸原の連打、近本の四球で満塁とした。すると続く前川が死球を受け同点に追いついた。

1-1の終盤は石井、桐敷とつないでパーフェクトリレー。投手陣の好投により同点のまま最終回を迎えるとチーム最強打者が試合を動かした。

9回、先頭打者の近本が死球を受けて出塁すると盗塁を決めて2塁に進む。さらに前川の進塁打で1死3塁とした。このチャンスに渡邉が飛距離十分のフライをレフトに打ち上げ近本を勝ち越しのホームに迎え入れた。

しかし2-1と1点リードのその裏に岩崎が勝利まであと1球としながら同点打を浴びてしまう。10回は今季初昇格の西純がマウンドへ。2死2、3塁の大ピンチは切り抜けたがイニングを跨いだ11回に痛恨の一打を許しサヨナラ負けを喫してしまった。

交流戦初勝利へ。明日は随一の安定感を誇る才木の投球で流れを変えたい。

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