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6月2日(nd0000006) 才木の気迫の完封で連敗ストップ

戦評

岡田監督の試行錯誤は続く。前日に続いて4番は近本。5番は指名打者で原口を起用し、7番にはレフトでミエセスが今季初スタメンとなった。近本が"走れる4番"なら切込隊長を任された森下は"強打の1番"。第1打席にいきなり思い切りの良さが炸裂した。1ボール2ストライクから甘く入ってきたチェンジアップを逃さない。先制アーチをレフトスタンドに叩き込んだ。

「昨日までいい形で打てていなかったのですが、しっかり切り替えて打席に立ちました。先頭打者でしたしチームに勢いをつける意味でも、最高の結果になってよかったです」

援護点をもらった才木はいつも通り、いやいつも以上の投球を披露した。テンポ良くストライクを先行させ、自分のリズムで気持ちよく腕を振った。伸びのあるストレートと得意のフォークを軸にしぶとい打者が並ぶロッテ打線を寄せ付けない。7回まで89球で無四球無失点。1点リードの8回に1死から2塁打を浴びて得点圏に走者を背負ったが内野ゴロで2死3塁となり、最後はストレートと見分けのつかないフォークで空振り三振に仕留めた。気迫の込もったウイニングショットで大きな山場を切り抜けるとガッツポーズ。しかしまだ油断はならない。ロッテは11連勝中と絶好調で、特に9回に驚異的な粘りでビハインドゲームを何度もひっくり返してきた。今やリーグを代表する好投手となった才木も最終回に無死1、2塁としてしまう。それでも
併殺打で2死を奪うと32人目の打者に真っ向勝負。150km/hのストレートを連発してねじ伏せ、森下の先頭打者本塁打で挙げた1点のリードを守り切った。

「最後は気合いなので、本当に良かったです。最終回、ピンチになった時に拍手もらえたのでウェ〜イと思いながら投げました。(声援が)すごい力になりました。連敗でまわってきたので絶対、俺で止めたると思って投げたので良かったです」

才木の気迫の完封により連敗ストップ。来週の甲子園6連戦ではチーム全体の状態を上げるような戦いを展開したい。

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