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6月8日(tham30) ビーズリー初完投で交流戦初の連勝

戦評

交流戦で初めてカード初戦を白星で飾り迎えた2戦目、大事な試合で先発のビーズリ」が好投した。立ち上がりから150km/h台のストレートを連発。パワーピッチングの好スタートを切った。2回は先頭打者に四球を与えてしまうが今度は鋭い変化球が威力を発揮した。芯を外してバットの先で内野ゴロを打たせ、狙い通り併殺打に打ち取った。

打線もしっかりビーズリーに援護点を送る。3回に梅野と木浪の連打でチャンスを作り中野の適時2塁打で先制に成功。

「何とかチャンスで打ちたいという気持ちもありましたし、ビーズリーが頑張って抑えてくれていたので先制点を取れるようにという気持ちで打席に入りました。あんまり手応えはなかったですけど甲子園球場が後押ししてくれたかなと思います」

さらに2死2、3塁から森下が三遊間を破る2点適時打を放ちこの回3得点。試合の主導権を握った。

「(前川)右京が倒れたので自分が絶対先輩として還してやろうと思ってました。タイミングと準備はしていたので初球からいく準備は常に出来てます」

5回にも中野と前川の連打で走者をため1死1、3塁から森下の打球はセンター前へ。2打席連続の適時打で欲しかった中押し点を奪いリードを4点に広げた。

ビーズリーの好投は続く。5回まで2安打無失点。6回に無死1、2塁のピンチを招き打順が上位にまわった場面でも相手の主力打者に仕事をさせない。2死2、3塁から渾身のストレートをインコースに突き刺すと経験豊富な西武の3番、巧打者の栗山であっても手が出ない。大きな山場を切り抜けると自己最長となる7回も三者凡退。8回も3人で抑えるとその裏の打席にも立つ。9回のマウンドにももちろん向かった。1点を失い惜しくも完封こそ逃したが来日初完投、無傷で今季3勝目を挙げた。

「阪神ファンは12球団1のファンだと思っているのでその中で良いピッチングが出来たことはすごく嬉しかったです。今日はボールの感覚が良かったので投げたいボールを投げたい場所にコントロール出来ました」

1度もリードを許すことのない理想的な試合展開で連勝しカード勝ち越しを決めた。この勢いで一気に3連勝を飾りたい。

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