スタンプ未押下

9月14日(tham30) アレの1年後にミラクルサヨナラ勝ち

戦評

歓喜に沸いたあの日から1年、先発マウンドには昨季の9月14日と同じく才木が上がった。今季はエース格へと成長し、ストレートで押し込む投球で試合を作った。初回と2回は共に2奪三振で三者凡退。フォークとのコンビネーションが抜群で広島打線を寄せ付けなかった。4回に犠牲フライにより先制を許したものの安定感は変わらない。5回まで無四球1失点、しっかり試合を作った。

打線は3回に梅野の安打と木浪の送りバントで1死2塁としたが得点ならず。4回には中野が、5回にも佐藤輝が先頭打者として安打を放ち起点は作ったものの後続が倒れてしまった。

1点ビハインドの6回、離されたくないところだったが才木は連打を浴びてピンチを招き2点を奪われてしまう。

それでも3点差の7回は富田が2つの三振を奪う好投で無失点。するとその裏に四死球と佐藤輝の安打で1死満塁の大チャンスを作った。梅野の押し出し四球で1点を返し木浪が打席へ。満塁時の打率が.571という恐怖の8番が放った二遊間への打球は相手の失策を誘い1点差に迫った。押せ押せムードでなおも1死満塁、この場面で代打・原口が三遊間を破りついに3-3の同点に追いついた。

「最高の場面だと思って、ファンの皆さんの大歓声がホントに凄かったので何とかしてやろうと思って打席に立ちました。飛んだ瞬間はヒヤッとしたんですけど抜けてくれて良かったです。みんながつないでまわしてもらった打席だったので何とかしたいという気持ちでした」

8回を岩崎、9回をゲラを抑えると最終回に木浪が四球を選び、代打の小野寺が死球を受けて走者がたまる。2死1、3塁の場面で中野がセンター前に劇的なサヨナラ適時打を放った。

「気合いを入れて打席に入りました。自分にプレッシャーをかければ必ず良い結果が出ると思っていたのでしっかりと自分にプレッシャーをかけました。ランナーが3塁にいたので楽な気持ちを持てた分、良い結果につながったかなと思います」

3点ビハインドの試合をひっくり返し1年前と同じく価値ある1勝を挙げた。明日からは相手が変わりヤクルト戦。ビーズリーの好投で連勝を伸ばす。

戦評一覧へ戻る

MENU

  • 虎魂

公式モバイルサイト