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9月18日(38Asia/Tokyo18) 中日との最終戦を15安打8得点締め

戦評

バンテリンドームの試合でマウンド上には中日のエース、高橋宏。打者にとっては現在のNPBで最も厳しいと言っても過言ではない状況で序盤に主導権を握った。

2回1死から佐藤輝がライトフェンス直撃の2塁打で出塁すると前川がセンター前に弾き返す。先制に成功した。

「(佐藤輝)テルさんがチャンスメイクして流れを作ってくれましたし、ゾーンにきた球は積極的にスイングしていくつもりで打席に入りました」

4回にも佐藤輝と坂本の安打で1死1、3塁とし木浪の内野ゴロの間に加点。さらに村上も適時打を放つ。防御率1.14を誇る好投手から3得点を挙げた。

先発の村上は立ち上がりに3人連続初球はスローカーブを投じた。投球の中心であるストレートやカットボールとは大きく異なる軌道を印象付けて3回までパーフェクト投球。今季最高とも思える滑り出しだった。4回に追い上げられたが同点までは許さない。5回のピンチも凌ぎ、5回を2失点と先発の役割を果たした。

「先制点を与えないことが大事だと思っていたので立ち上がりからより注意して投げました。追加点を取ったあとに無駄な四球から失点してしまったことが悔しいです」

1点リードの6回は岡留、島本とつないで無失点。打線は7回に近本の安打、中野の送りバント、森下の安打で1死1、3塁とし大山の内野ゴロの間に近本が生還を果たす。全員が役割を果たし貴重な追加点を奪った。

4-2とリードを広げると9回にも1死1、3塁から大山の打球はライト前へ。さらに佐藤輝がまたしてもライトフェンス直撃の2塁打を放ち加点。トドメは坂本がこの日4安打目となる2点適時打を放ってダメを押した。

「この大事な時期に思いを込めて打席に立っています。勝つために、チームのために内容のある打席を1つでも多く、1つでも上の順位を目指してみんなでやっているのが良いんじゃないかなと思います」

最終回の4得点で勝負あり。タフな展開が予想されたゲームを15安打8得点で大勝。チーム一丸、束となった攻撃で中日との最終戦を白星で飾った。試合後の坂本は「優勝するんで、みんなついて来てください」と力強く宣言。運命を決める週末の4連戦へ向けチーム状態は良好だ。

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