9月後半のナイトゲームでもグラウンド上にはまだ熱気が残る。ナインの闘志も5点ビハインド程度では揺らがなかった。
先発の西勇は生命線の細かい制球がやや定まらずに苦しい投球となり、2回に2点を先制されると3回に3点本塁打を被弾。まさかの早期降板となってしまった。それでも0-5から猛反撃が始まった。
4回、森下の死球と大山の安打で走者をため前川の適時2塁打で1点を返した。
「点を取られた後だったので、なんとか1点でも返したいと思っていました。先輩方が作ってくれた良い流れに乗ってタイムリーを打つことができてよかったです」
さらに1死2、3塁から梅野の内野ゴロの間に2点目を、2死2塁から木浪の適時打で3点目を奪った。
「展開的にも食らいついていきたい場面でしたし、一人ひとりが役割を果たしながら繋いでくれた場面だったので、自分も後ろにつなぐことができてよかったです」
2死1塁から代打の井上が安打でつなぐと近本も適時2塁打を放つ。
「いい流れで繋がってきた打席だったので自分も続いていこうという気持ちでした」
怒涛の攻撃で4得点。一気に点差を詰めた。その裏に1点を失うも5回、2死1、2塁から梅野の適時打で再び1点差とした。
「追いつくしかないので形関係なくタイムリーヒットになってよかったです」
5-6と1点ビハインドの6回にはローテーション投手として8勝を挙げ防御率1.72のビーズリーがリリーフ登板。流れを変えるべく切り札を投入した。しかしビーズリーは2イニング目の7回につかまり逆に点差が開いてしまう。
4点を追う8回に前川の安打から2死満塁としたがあと1本が出ず。それでもその裏には桐敷がマウンドへ。1%でも勝率を高めるべく手を打った。9回には森下の四球から2死2塁とし前川が適時打を放つ。重圧のかかる試合で4安打2打点と結果を残した。若虎の活躍で追い上げたものの追いつくことは出来ず。11安打を放って6得点を挙げたが3点及ばなかった。
連勝は5で止まったが下を向いている暇はない。明日は青柳の好投でしっかり試合を作りたい。
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