スタンプ未押下

4月5日(tham30) 効果的な3本塁打で連勝を飾る

戦評

やはりこの男のパワーは規格外だ。打ち上げただけに見える打球がスタンドまで届いてしまう。初回に佐藤輝がレフトスタンドに今季3号本塁打を放ち1点を先制。これが球団通算8500号のメモリアルアーチとなった。

「ちょっと上がり過ぎたかなと思ったんですけどなんとか入ってくれて良かったです」

守備でも好プレーが光った。初回1死1塁ではライト前に抜けそうな打球にセカンドの中野が追いつくと2塁で勝負し走者をアウトにした。2回1死3塁の場面では犠牲フライでの生還を狙った走者をセンターの近本が好送球で刺す。ビッグプレー連発で相手に流れを渡さない。

近本は好守備直後に迎えた3回の第2打席、スコアは1-1、1死1塁の状況でライトスタンドに勝ち越しの2点本塁打を放つ。

「打った瞬間はどうかなと思いましたが、入ってくれてよかったです。後ろにつないでいく意識を持って積極的にスイングしたことが、良い結果につながってくれたと思います」

攻守で強力にアシストしてもらった先発の富田は尻上がりに調子を上げ5回まで3安打1失点。3〜5回は3イニング連続で三者凡退に打ち取った。

「3回まで上ずってしまうボールも多かったのですが、4回5回は修正して自分の投球ができました。前回登板より少しですがイニングも伸ばすことができたので次回はもっと投げていけるように頑張ります」

3-1と2点リードして試合を折り返すと6回からは及川、石井が無失点リレー。そして8回に佐藤輝がこの日2本目の一発を再びレフトスタンドに運んだ。


「1点でも多くというところで大事な1点になって良かったです」

効果的な一発でダメを押すと8回は桐敷が3つのアウトを全て三振で奪う圧巻投球。9回は岩崎が被弾するも逆転は許さない。伝統の一戦で連勝を飾った。

富田の嬉しい先発初勝利に続き、明日狙うは門別のプロ初勝利だ。

戦評一覧へ戻る

MENU

  • 虎魂