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4月19日(tham30) 守備の乱れが響き悔しい完封負け

戦評

攻守に流れをつかめないまま苦しい展開が続いてしまった。

先発のデュプランティエは立ち上がりに背負った2死1、2塁のピンチを空振り三振で凌いだ。しかし2回に守備が乱れて3点を奪われてしまう。その裏に前川が球場によっては本塁打になっていたであろうライトオーバーの3塁打を放つが後続が続かない。4回に森下の放った三遊間への安打性の打球も相手のファインプレーに阻まれてしまう。

打線の援護がない中でもデュプランティエは3回以降きっちり抑え、追加点を与えない。自責点0で5回まで投げて「序盤はカットボールの感触がよかったね。守備の時間を短くしていいリズムを作りたかったけど球数が多くなってしまった。全体的にボールはよかったと思うし、またチームの為にいい投球をしたいね」。8奪三振と能力の高さを見せつけ先発の役割は果たした。

3点を追う打線は6回に近本が左中間を破る長打で果敢に3塁を狙ったが惜しくもタッチアウト。2死から中野、森下の連打と佐藤輝の四球で満塁としたがここでもあと1本が出ない。藤川監督が走者を動かし局面の打開を図った8回も森下と大山の安打で走者をためたもののホームが踏めない。

リリーフ陣は漆原、桐敷、ゲラとつないで6回から無失点リレーで打線の反撃を待つ。9回に背負った無死1、2塁のピンチでは離塁の大きな走者を坂本が刺し、後続は島本が断った。意地を見せたい打線だが9回は三者凡退に終わってしまう。相手が上回る8安打を放ち何度もチャンスを作ったが悔しい完封負けとなってしまった。

甲子園での3連敗阻止へ。明日は伊原がプロ初先発。どんな状況でも堂々と腕を振る黄金ルーキーならやってくれるはずだ。

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