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4月25日(AprilFri, 25 Apr 2025 00:00:00 +090000) 佐藤輝の一発と村上の好投で快勝

戦評

甲子園では今季初の伝統の一戦。90周年の節目のシーズンで不甲斐ない試合は見せられない。責任感の強い主軸がしっかり存在感を示した。

初回、中野と森下の連打でチャンスを作ると2死1、3塁から大山がライト前に先制の適時打を放った。

1点リードの3回には長い球団の歴史の中でもトップクラスのパワーを持つ佐藤輝のバットが火を噴いた。1死1、2塁からバックスクリーン左への豪快弾、3点本塁打でリードを4点に広げた。

「次につなぐ意識で、早めにいっぱい点取ってあげたかったので最高の形になって良かったです。風も助けてくれて良かったなと思います。力まずに軽くという気持ちで行けてるのが結果につながってるのかなと思います」

序盤から打線の援護を受け、先発の村上も好投した。高さとコースを正確に攻め打者に自分のスイングをさせない。後方へのフライを捕球したセンターの近本や1、2塁間への打球をうまくさばいたセカンド・中野の好守備にも助けられ、ホームを踏ませたのは内野ゴロの間の1度だけ。無四球6奪三振と安定した内容で8回を1失点、しっかりと試合を作った。

「フォアボールなくテンポ良く行けたのが良かったかなと。近本さんや中野さん、野手全員が良いプレーしてくれたので助かりました。阪神ファンが1番だと思うので、皆さんと勝ちたいなと思ってます」

3点リードの9回は岩崎がマウンドへ。先頭打者が失策で出塁してしまったが経験豊富な守護神は動じない。次打者のピッチャー返しの打球を好反応で処理し、併殺打に打ち取った。後続も抑えて逃げ切りに成功。連勝は今季最長の5に伸びた。

伝統の一戦を制し首位浮上。これで今季の巨人戦は4戦4勝だ。更なる連勝へ向けて藤川監督は「丁寧にやっていくところと大胆に行くところと、この辺りをゲームの中で抑揚つけながら攻守共にやっていけば」とイメージを描く。明日はデーゲームの甲子園をデュプランティエが熱くする。

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