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4月26日(tham30) 好守備連発で伝統の一戦は5戦5勝

戦評

強振せずとも飛んで行く。コンタクト重視のスイングでも打球速度はとてつもなく速い。やはりこの男のパワーは常識を超えている。1点を追う初回、2死2塁から佐藤輝の放った打球は猛スピードでセカンドの横を抜け、右中間への適時2塁打となった。


立ち上がりに失点したデュプランティエだったがすぐに自分の投球を取り戻す。高めのストレート、低めの変化球を効果的に使い2回は3者連続三振。3回までに7奪三振と豪腕ぶりを発揮した。4回無死3塁のピンチでは安打性の鋭い打球を中野がさばき最少失点で切り抜けた。5回2死満塁でもライトの森下が大飛球をランニングキャッチ。好守備にも助けられデュプランティエは5回を2失点にまとめ三振は9つ奪った。

打線は1点を追う5回、2死2塁から代打の渡邉がセンター前に適時打を放ち同点に追いついた。2-2の後半はリリーフ勝負。6回から7回にかけては島本がイニング跨ぎで打者4人をピシャリ。8回は及川が1死満塁のピンチを招いたがショートの小幡が鋭いライナーを超反応でグラブに収めた。

打線は8回裏、森下の内野安打をきっかけに1死1、2塁とすると大山が三塁線を破る適時2塁打を放ち勝ち越しに成功。通算1000試合出場となったメモリアルゲームに自らのバットで華を添えた。

「正直、ホッとした気持ちが1番でしたし打点を挙げられてすごく良かったです」

3-2とリードを奪うとさらに1死満塁から坂本がレフトオーバーの2点適時2塁打を放つ。トドメに小幡の犠牲フライでこの回一挙4得点。9回は石井が抑え、引き締まった好ゲームをものにした。

ピンチを堅い守備で凌ぎ、チャンスでは一気にたたみかける。強いチームの勝ち方で巨人相手に5戦5勝、4月20日の広島戦から6連勝。ヒーローとなった大山も「このお立ち台にも僕だけじゃなくてチーム全員で上がりたいぐらいだと思うので、すごく大きな1勝だったんじゃないかな」と話すようにチーム状態は良好だ。今年の大型連休は大型連勝となりそうだ。

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