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5月1日(JST12000000) 佐藤輝の12球団最速10号も空砲に

戦評

静かな序盤戦から一転、中盤に試合が動いた。先発の大竹は3回まで無失点。2回に1死1、2塁のピンチを招いても連続三振で切り抜ける。緩急をつけた組み立てとアウトコースへの制球力が光りホームを踏ませなかった。

打線は4回、2死1塁の場面で坂本が右中間を破る2塁打を放つと大山が1塁から長躯生還、先制に成功した。

その裏に大竹が4連打を浴び逆転を許すがすぐに4番がやり返す。1-2と1点を追う5回、佐藤輝がレフトスタンドに同点本塁打を放った。逆方向への一撃はバンテリンドームのフェンスの高さをものともしない。12球団最速での10号到達となった。

「コースに逆らわず、自分のスイングで振り抜くことができたと思います」

試合を振り出しに戻したがその裏に1点を奪われ、主導権を握れない。大竹は5回3失点でマウンドを降りた。

「緩急を使いながら自分の持ち味を出せた部分もありましたが、少し慎重になってしまい球数が多くなってしまいました。先制してもらったあとも追いついてもらったあとも先頭バッターを出して失点してしまい終始苦しい投球となってしまいました」

打線も6回までに満塁のチャンスを3度作ったがビッグイニングとはならず。リリーフ陣はイニングを跨いだ漆原が6回と7回をきっちり抑え、8回も島本が無失点。反撃を信じ腕を振った。

1点を追う9回は2死から粘りを見せた。まずは森下が四球を選ぶ。さらに佐藤輝のセンター前への安打で代走の植田は一気に3塁へ。好走塁でチャンスを広げた。しかしあと1本が出ず、わずかに1点届かなかった。

悔しい名古屋遠征となってしまったが明日から甲子園に戻る。本拠地でチーム状態を立て直したい。

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