スタンプ未押下

5月5日(May20255) 森下の猛打が10得点の大勝を呼ぶ

戦評

立ち上がりに背負いかけたピンチは近本が未然に防いだ。初回2死1塁から左中間への安打を打たれた場面で打者走者は2塁を狙ったが近本の好送球でタッチアウト。先発の富田を助けるビッグプレーだった。富田は球速こそ130キロ台ながらキレのある球を投げ込み3回を1失点にまとめた。

1点を追う4回には森下がスリーボールからストレートを狙い打ち。同点アーチをレフトスタンドに叩き込んだ。

「スリーボールでしたけど思い切って行きました。速いボールを狙って1球で捉えられたので凄く良いホームランだったと思います」

その裏には早くも継投へ。ビーズリーがマウンドに上がり、マスクも坂本に代わって梅野がかぶった。早い仕掛けで巨人打線を封じると打線は6回につながった。

小幡の内野安打から2死3塁とし中野の適時内野安打で勝ち越しに成功。さらに森下がライト前に適時打を放ちリードを広げた。

勢いづく猛虎打線はまだ止まらない。7回に相手投手の制球に乱れにつけこみ押し出しで1点を加えると、なおも続いた2死満塁のチャンスにまたしても森下が勝負強さを発揮。鋭いスイングからレフト前に2点適時打を放った。

6-1と5点のリードを奪っても攻撃の手を緩めない。8回に小幡の適時打で1点を加え、トドメは9回に佐藤輝が3点本塁打を放つ。森下は打率リーグトップで佐藤輝は本塁打と打点の2冠王。強力な3番4番コンビの活躍もあり打線全体でも13安打10得点と爆発した。

リリーフ陣も3回を投げたロングリリーフのビーズリーから及川、湯浅、漆原とつないで無失点リレー。藤川監督が「非常に重要と捉えてました」と話す一戦で完勝を収めた。

今季東京ドーム負けなしで明日の先発は才木。伝統の一戦での連勝と単独首位の座を狙う。

戦評一覧へ戻る

MENU

  • 虎魂