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6月12日(JST12000000) 森下が先制弾も打線はつながりを欠く

戦評

連敗ストップへ。森下のバットが6月のどんよりとした空気を切り裂いた。初回から鋭いスイングが一閃。レフトスタンドに先制のソロ本塁打を放った。

「しっかり振り切れたと思います。甘いゾーンにきた球をしとめることができてよかったです」

援護点をもらった先発のデュプランティエだがこのリードを守れない。立ち上がりに同点を許すと2回に勝ち越し点を献上。球数がかさんだことに加えて外野手がバウンドを合わせられず打球を後ろに逸らしてしまうミスもあり4回までに4点を失った。

「コントロールできずにカウント負けしたところを打たれてしまった。先発の役目を果たせなかったし、中継ぎのみんなにも負担をかけてしまった。課題が多くでた投球になってしまったけど、反省して次回はチームの力になれるように頑張るよ」

打線も3回に坂本の四球と熊谷の安打で作った無死1、2塁の好機を逃すなど追加点が奪えない。ビハインドを背負う展開となってしまった。

1-4とこれ以上点差を広げられない5回の守備では三遊間への打球にサードの熊谷が横っ飛び。止めるだけでも難しい打球をつかむと素早く起き上がり1塁へ送球。ファインプレーでピンチの芽を摘んだ。好守備に助けられた2番手の富田が2回を無失点に抑えると7回には椎葉がマウンドへ。プロ初登板の速球派右腕は走者を出したがホームを踏ませず無失点スタートを切った。

打線は3点を追う8回に1死から中野が安打で出塁し森下と佐藤輝が四球を選んで満塁とした。このチャンスにビジターゲームながら声援の大きさはまるで甲子園であるかのよう。ファンの期待に応えたいところだったが適時打は生まれない。試合を通して安打になりそうな打球が相手の好守備に阻まれ打線のつながりを欠いた。

3連敗と悔しい結果になってしまったが明日の先発は5月の月間MVPに輝いた村上。6月も無敗&防御率0点台に期待したい。

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