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6月19日(JST12000000) デュプランティエが12奪三振で初完封

戦評

もう心配無用。チームの雰囲気は完全に変わった。2週間前の絶好調時のそれだ。連敗を止め再び連勝へ向かって走り出した。

デュプランティエが2つの顔を使い分けて先発の役割を果たした。前半は打たせて取る投球スタイル。5回まではゴロアウトが中心で奪った三振は2つだけ。その分球数も54球に抑えていた。そして余力を残して上がった後半のマウンドで本領発揮。6回と7回はどちらも三者連続三振。8回2死1塁で打席に迎えたロッテのベテラン、角中も空振り三振に仕留めた。

この好投に打線も応えた。4回に小幡と坂本の連打から1死満塁とすると近本が犠牲フライを放ち先制に成功した。

「デュープ(デュプランティエ)がしっかりバントを決めてくれたのでなんとか1点という気持ちで打席に入りました」

7回にも四死球で走者をためると2死1、2塁の場面で大山が勝負強さを発揮。センター前に適時打を放ち貴重な追加点を叩き出した。

2-0と2点リードで迎えた9回もデュプランティエがマウンドへ。来日最長イニングで先頭打者に安打を浴びたものの後続を三者連続三振締め。相手の狙いを外す坂本の好リードも光り最後までマウンドを守り抜く。奪三振率11.90の右腕が12個の三振を奪って来日初完封勝利を挙げた。

「皆さんの声援は1番だと思っています。皆さんの声援のおかげで勝つことが出来ました。(一緒にお立ち台に上がった坂本について)彼は配球の天才で彼のおかげで三振の数も増えましたし、彼を信じて守備を信じて投げた結果だと思います」

藤川監督もデュプランティエの好投と共に坂本の好リードについても言及し「素晴らしいバッテリーでの仕事でした」と絶賛した。陰のヒーロー坂本は明日からのソフトバンク戦に向けて「交流戦あと3試合甲子園で出来るので良いところを見せたい。皆さんと一緒に熱くやっていきたい」

明日のソフトバンクの先発は防御率1.26のモイネロ。難敵ではあるがこちらも村上を先発マウンドに送る。好ゲーム必至だ。

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