速球系を極めた左腕が高橋なら投球術を磨き上げた左腕が先発の大竹だ。先頭打者に安打を浴びた初回はライナーゲッツー。2回は2死1塁から巧みな牽制で走者を誘い出し仕掛けを封じる。緩いボールでタイミングを狂わせ、6回まで2塁を踏ませない。ムダ球がなく球数も58球と省エネピッチで試合を作った。
無失点投球の大竹を援護したい打線は6回、木浪が大事な場面で勝負強さを発揮した。佐藤輝の四球と前川の安打で作った1死1、3塁のチャンスにセンターへ犠牲フライを放つ。大山に代わってファーストでのスタメン出場、主軸の代役も務めた。
「チャンスで繋いでもらったので積極的に打ちにいきました。大竹も好投していますし、最低限の仕事ができてよかったです」
大竹は味方が得点した直後の7回もきっちり無失点。その裏に打順がまわってきたがもちろん打席に向かう。しかし完封も視野に入ってきた8回、DeNA打線につかまった。満塁のピンチを招くと連続適時打を浴びて3失点、試合をひっくり返されてしまった。
その裏の攻撃は頼みの中軸が三者凡退。9回は及川がマウンドに上がり四球による走者は出したものの併殺打を打たせる。結果的には3人で抑え最終回の攻撃に望みをつないだ。しかし2点を追う9回に走者を出せない。ネクストバッターズサークルで代打出場に備えていた大山につなぐことはできなかった。
明日は才木が先発予定。2024年シーズンに「日曜日の男」として活躍した右腕がチームの連敗を止める。