森下がノリに乗っている。6月度の月間MVP賞を受賞し、オールスターファン投票では最多得票を獲得。若き主軸のバットがいきなり試合を動かした。150キロオーバーであろうと苦にしない。初回2死から真ん中付近のストレートをレフトスタンド上段まで運ぶ。特大弾で先制に成功した。
「初球から強く振るための準備を試合前からしていたので、1球で捉えることができてよかったです」
森下が本塁打王なら先発の才木は奪三振王だ。奪三振数は両リーグ唯一の100超え。2回には3つのアウトを全て三振で奪うなど巨人打線を圧倒する。走者を出してもあと1本は許さない。5回までに6つの三振を奪って無失点。力投を続ける才木を援護すべく打線も4回1死1塁から大山がレフト線へ適時2塁打を放ち追加点を叩き出した。
2-0の6回には中野の安打を起点に満塁とし、前川の押し出し四球と熊谷の内野ゴロの間に追加点を挙げる。しぶとい攻撃で2点を加えリードを4点に広げた。
才木は7回に2死1、2塁と走者をためたがファーストゴロに打ち取りピンチ脱出。どんな場面でもしっかりと腕を振り7回無失点と先発の役割を果たした。
「毎回ピンチ背負ってたんですいませんでした。最後までピンチやと思っていたんで、すいませんでした。昨日、逆転負けという展開で今日絶対勝ちたいなという気持ちがありました。次はあんまりピンチ背負わないように頑張ります」
終盤は岩崎、ドリスのリレーで巨人の反撃を1点に抑えて逃げ切りに成功。再び巨人と並んで同率首位に浮上した。伊原が先発する明日の試合に向け藤川監督は「3戦目ですからいろんな形の可能性のあるゲームになると思いますけど、1つになって明るく軽やかにどんどん向かっていきたい」。カード勝ち越しで単独首位を狙う。