1、2番が出塁して足を使って掻き回し、中軸のバットが打点を稼ぐ。理想的で強烈な先制パンチをお見舞いした。
初回、近本が四球で、中野が内野安打で出塁し2人とも盗塁を決めた。無死2、3塁のチャンスに森下がセンター返し。打球が2塁ベースに当たって外野に抜けると2者が生還、先制に成功した。
「場面的に内野ゴロでも1点になる、と思っていたので楽な気持ちで打席に入れました。とにかく先制点を取ることだけを考えていたのでよかったです」
運を味方につけると一気に攻め立てた。佐藤輝の四球で1、2塁とし大山がレフト線へ適時2塁打。さらにガルシアが左中間スタンドへ3点本塁打。前日の満塁弾に続く大きな一発を放った。
「甘いところにきたので積極的に打ちにいったよ。うまく打つことができたし、良いスイングができたと思うね」
無死のまま電光石火の猛攻で6得点。さらに下位打線がチャンスを作ると近本が適時2塁打を放つ。いきなりの打者一巡で7点を奪うと2回にも坂本の押し出し四球で加点。リードを8点に広げた。
大量援護を受けた先発の大竹は立ち上がりを内野ゴロ3つであっさり三者凡退。3回に2点を失ったものの前半の他のイニングは全て三者凡退という内容で5回まで64球、テンポの良い投球で試合を作った。被弾した6回を投げ切ったところでマウンドをリリーフ陣に譲ったが大量得点に守られ先発の役割を果たした。
「野手の皆さんが初回から点を取ってくれたので楽に投げることができました。本当に頼もしい打線だと思います。今シーズンは中々勝てない試合が多くて逃げ出したいときもあるんですけど地震で被災された方はもっと苦しい状況を打開しようと日々頑張っていると思うので、自分も逃げずに立ち向かう姿が少しでも熊本の皆さんに何か伝わればいいなと思います。点は少し取られてしまいましたけどその中でも切り替えて逃げずに向かっていくところは見せられたと思います。自分自身は楽しみながらできる貢献をしつつ、日本一に向かって頑張っていきたいと思います」
3回以降沈黙していた打線も7回に1死1、2塁から代打の高寺が適時打を放ち欲しかった追加点を叩き出す。9-3としリードを再び6点に広げた。
その裏は木下がピンチを招きながらも1失点で踏ん張り、8回は及川が被弾しても複数失点は防ぐ。追い上げは許したものの9回に福島の2塁打をきっかけにダメ押し点を奪い10-5とDeNAを突き放した。最後は工藤が締めて逃げ切りに成功、序盤の大量点により打撃戦を制した。
明日からは長期ロード中に貴重なホームゲーム。京セラドームの先発マウンドに才木が上がる。