プレーボールから2時間は苦しい時間が続いてたが耐えていれば良いことがある。投手陣の粘り強さと効果的な本塁打で接戦を制した。
先発の伊藤将は走者を出してもホームは踏ませない。連打を浴びた初回は後続を抑え、3回には坂本の冷静さが相手の重盗を防ぐ。4回1死1、2塁のピンチでは素早く巧みな牽制で2塁走者を刺した。5回にも走者をためてしまったが切り抜ける。伊藤将は6安打を浴び、球数は97球かかったが粘りの投球で5回無失点と踏ん張った。
2番手の木下も6回に1死1、2塁としてしまったがきっちり無失点。打線は初回に森下が2塁打を放って以降、Hランプを灯せずにいたが切込隊長が突破口を開いた。両チーム無得点の6回にライトスタンドへ本塁打を放つ。今季1号は均衡を破る先制アーチ。パンチ力を秘めた1番打者、これぞ近本の魅力だ。
「何とか得点につながるよう出塁のことを考えて打席に入りました。ホームランになってくれて嬉しかったです」
7回と8回は工藤がイニング跨ぎ。中日の上位打線を封じ流れを渡さなかった。
「自分がマウンド上がる前に近本さんがホームラン打ってくれたので何とか0点で帰ってこようと思ってました。(好調は)ファンのおかげです」
1-0の9回は岩崎が3人でピシャリ。投手陣は10安打を浴びながらも無失点に抑え、近本の本塁打で挙げた1点を守り抜いた。首位の座をキープし次カードは敵地での巨人戦。藤川監督は「とにかくファンの皆さんに楽しんでもらえるように、前向きに戦い続ける。頑張りたいですね」。真夏の大一番で熱戦必至だ。