優勝へ向けて強力なピースが加わった。キャンプ中の紅白戦で左アキレス腱断裂の大怪我を負った石井がリハビリ、再調整を経て1軍合流。ブルペンの厚みが増した。初回から飛ばしたい先発の村上は左打者のインコースへ厳しい球を投げ込む場面もあったが2失点。いきなり31球を要してしまった。3回には被弾して追加点を献上。エース登板の試合で3点ビハインドスタートとなった。
反撃の狼煙をあげた上げたのは森下だ。第1打席から続くDeNAバッテリーのしつこいカーブ攻めに2打席目で対応した。4回の先頭打者として初球のカーブを完璧に捉えて本塁打。今季32号を放った。
「先頭打者だったので、出塁するために強引にならないように気を付けていた結果、いいバッティングができたと思います」
5回には元山の四球と村上の送りバント、さらに近本の2塁打で1死2、3塁とチャンスメイク。中野の内野ゴロの間に1点を返した。
2-3と1点差に迫り、中盤から持ち直した村上は追加点を与えない。7回無死2塁でも後続を抑え、先発としてしっかり長いイニングを投げた。
「初回から先制を許し、いい形で試合を進めることができませんでした。全体的には粘り強く投げていくことができたと思います」
ビハインドの状況ではあったが8回に石井がマウンドへ。甲子園を大歓声が包んだ。初球は150キロ台のストレート。復帰登板でDeNAの上位打線を相手に投げるというのは並の投手なら厳しいが、石井はNPBの歴史に名を残す最強リリーバーだ。四球と安打で走者をためても無失点。9月の今季初登板できっちり仕事をした。
1点を追う9回に逆転勝利はならなかったが収穫のあるゲームだった。天気の心配な明日の試合は大竹が先発予定。テンポ良くアウトを重ねたい。