雲はどんよりでも先発の大竹は快投といきたいところ。立ち上がりに2塁打と送りバントでいきなり1死3塁のピンチを背負ったが気迫と技術で凌いだ。牧はインコースのストレートで見逃し三振、エンカーナシオンはアウトコースのチェンジアップで空振り三振。正確な制球力でDeNAの中軸を封じ込めた。
その裏には先頭の近本が安打で出塁。チャンスで中軸に回したかったが中野はバントを決められず外野フライ。ならばと森下の打席で近本がスタートを切ったが結果は三振ゲッツーと得点圏に進めない。すると大竹が2回に3失点。試合の主導権を握られてしまった。
リードは奪われたが神宮がロングリリーフで試合を立て直す。3回無死1、2塁のピンチでリリーフ登板し、外野フライと連続三振で切り抜けると5回まで無失点。この力投に4番が応えた。
4回に佐藤輝が右中間深くへアーチを描く。今季35号本塁打で反撃。1-3と2点差に迫った。
5回には坂本の死球と元山の安打で1死1、2塁とチャンスメイク。しかし後続が倒れ中盤の勝負所をものにすることは出来なかった。
6回の守備では無死1、2塁からのバントを坂本が素早く処理して併殺を奪う。7回にセベリーノが失点してしまうがなおも続くピンチに併殺打を打たせ傷口は最小限にとどめた。8回には坂本がまたも好送球で盗塁を阻止。9回にはライトの森下がフェンス際への大飛球をジャンピングキャッチ。守りでは光るプレーがいくつもあった。しかし打線が6回から8回は無安打とつながりを欠き反撃に移れない。
それでも3点ビハインドのまま迎えた9回、森下の死球と大山の2塁打で1死2、3塁とした。見せ場は作ったが適時打は生まれない。マジック18のまま足踏みとなってしまった。
9月の日程はカード間に移動日があることが多く、リリーフ陣を注ぎ込みやすい。石井の復帰、木下と工藤の勝利の方程式確立でブルペン陣の厚みが増しただけに来週は先行逃げ切りの形を作りたい。