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オフトラニュース

実戦少なめ? 基礎を鍛える

2016/1/7

兵庫県西宮市のホテルで新春恒例の合同スタッフ会議が開かれました。球団幹部を始め、現場を預かる一軍・ファームの監督・コーチや編成・営業部門などチームに関わる全てのスタッフが一同に会して、年間の活動方針などが示されました。

新指揮官として初めて会議に出席した金本知憲監督は、キャンプメンバーの振り分けについて「最終的に(発表出来るのは、コーチ会議がある)22日かな?案だけだから決まらないし」と話します。

キャンプの内容としては、「実戦が少なくなるのは間違いない。基礎を鍛える」時間を多く取って、対外試合よりも紅白戦を増やすとの事。「(そうする事で有効にゲームの前後も)練習できるでしょ?」と狙いを明らかにしました。
          
会議では新人などの特徴が分かる映像が流され、故障を抱える選手についてはトレーナーからの報告も行われた模様。「新人の説明です、今日は。・・・(ビデオを観る限り、野手は)みんなバランス良く振れていた。楽しみだし(金本)監督も一番それが楽しみ」だろうと、ファームの掛布雅之監督が話します。

右手有鉤骨の手術明けとなる高山については慎重なスタンス。「どういう状況でキャンプを迎えるか?分からない。将来のタイガースを支える選手だし、スタートを失敗するといろいろ苦しむ事になるから」。それでも、「トレーナーがしっかりメニューを組んでやるから(焦る必要はないが、その一方で)焦らない方がおかしいでしょ?」と選手心理にも言及します。

「二軍と言うより、安芸でやるメンバーは、一年間戦うタイガースとしての戦力に変わりない。今年は、若手の成長が一番の補強だったと言われる一年にならなければならない」と言う掛布監督。2月11日から練習試合が始まり、3月下旬の開幕まではあっと言う間と考えると、「1月の今の時期が凄く大切な時期」になります。

既に条件面で合意を得ていた前パドレスのマルコス・マテオ投手(31)のウェーバー手続きが現地時間6日に完了し、晴れて今季の選手契約が成立しました。(1年契約・背番号は38)

「多くのドミニカ出身選手がプレーしているので、以前から日本でのプレーに興味を持っていた。同郷のゴメス選手らと共にプレーできるのを大変楽しみにしている。監督から任される仕事をキッチリこなせるようにベストを尽くす」。新たな守護神候補として期待される188cm右腕は、漸く入団が正式決定した喜びを決意のコメントにしたためています。

「(抑えとして)一つの候補として新しい戦力が加わったのは心強い。(呉 昇桓と言う)絶対的な抑えがいなくなったので」。香田勲男投手コーチも、慎重な言い回しながらマテオへの期待を口にしていました。

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