福岡市のヤフオクドームで『名球会ベースボールフェスティバル2016』が開かれ、金本知憲監督がセ・リーグOBの指揮官として『初采配』を振るいました。選手としても出場した金本は、野茂や工藤らと対戦。最終打席では東尾から右前安打を放ち、3打数1安打に終わっています。(試合は、7対4でパの勝利)
「(プロ野球界は巨人と阪神が先ずは勝たないといけないから)そうしないと カネ、駄目よ!」。 会場では『ミスタープロ野球』の長嶋茂雄さんから直々に耳打ちされるシーンもあり、「まさか長嶋さんからエールをもらえるなんて」と夢見心地のアニキでした。
成人の日。阪神鳴尾浜球場に隣接する兵庫県立総合体育館では成人式が行われ、陽気も手伝って華やいだ雰囲気が漂います。
3日 帰省先の鹿児島県日置市で成人式を済ませて来た横田慎太郎外野手は、この日もキャッチボールやランニングなどで気持ちの良い汗を流しました。「3年目なので、しっかり結果を残せるよう頑張る。もうお酒が飲めるので・・・どんどん好きになりたい。強い方がカッコイイと思うから」。九州男児らしく豪快に焼酎を飲み干す姿が目に浮かびます。
筋トレの成果もあり、入団時と比べ10kgほど体重も増え胸板も厚くなって見違えるような体型になりましたが、「もっと打撃で強い打球を打ちたい。身体はイイ感じだけど、まだ打球に伝わってないんで頑張りたい」と更なる進化を誓っていました。
新人合同自主トレは第1クールを締めくくる長距離走が行われました。グラウンド8周余りを周回する3000mレース。序盤は望月・青柳らが引っ張りますが、5周回目で単独トップに立った坂本がハイペースで押し切り、昨年ぶっちぎりで1位だった石崎を14秒も上回る11分21秒の新記録を出して『優勝』しました。一昨年1位横田のタイム(12分20秒)を最下位だった竹安(12分13秒)までが上回るハイレベルな争いとなっています。
スカウトなど関係者の話では板山・青柳あたりが有力と言われ 「前評判は良くなかったけど、絶対トップ取ってやろう!と思っていたし・・1位になれなくても、その2人には勝とう!」と心に誓っていた坂本誠志郎捕手。「レース展開も思い描いた通り。ラストスパートの勝負だと勝てないので、最初からみんなを追い込んで」前半から積極的に飛び出し揺さぶりをかけた作戦がまんまと嵌って会心の笑顔を見せます。
この日は、今年の鳴尾浜初練習となった先輩捕手の梅野と大学時代以来 約2年振りの再会。「ロッカーで久しぶり〜と言う感じで。ボクも今まで持っていた梅野さんへの尊敬とか憧れの感じ」が甦りました。ライバルではあっても「お互い特徴も違うし(同じポジションとして)タイガースの為に高め合って行ければイイ」と話しています。
その梅野隆太郎捕手は、帰省先の福岡でみっちり身体を鍛え戻って来ました。「いろんな器具を使ってトレーニングしていた。一人でやる事が多かったので、回数・セット数を決めて。(重点的に)背中を鍛えていた。(昨年広島の『アスリート』に行った際)イイ選手は背中を鍛えている!と言われた。『張り感』とか鍛えてる流れを意識してやってたので」手応えは十分。「なるべく今の内に(筋肉を)大きくして、シーズンでも維持出来るように」準備して行きます。
12日からは沖縄で能見・岩貞・小宮山と合同自主トレに入りますが、「強化指定から外れて初の自主トレ。能見さんが組むメニューでやると思う。投手と一緒だし、走ったりは多くなると聴いていた。あと技術的なコトをどんどん上げて行ければ」イイ形でキャンプを迎えられる事になりそうです。