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オフトラニュース

勝つことが全て

2016/1/12

初雪が観測され日中の最高気温も6.1℃と冷え込んだ東京都内で日本プロ野球機構(NPB)の新人選手研修会が行われ、12球団のルーキー達が勢揃いしました。阪神から参加した6選手も午前中 東京ドームにある野球体育博物館を見学し、金本監督の連続フルイニング出場世界記録の記念品など先人の足跡に触れます。午後は文京区のホテルで夕方までみっちり講義を受けました。

講義では、プロ野球選手としての心構えや薬物乱用防止・賭博行為等についての話、50歳まで中日で現役左腕として活躍した山本昌さんら先輩レジェンドの貴重な体験談もあってルーキー達は大きな感銘を胸に刻んでいました。

甲子園では、上本博紀内野手が自主トレを公開しました。最初に外野で軽くジョギングを行い、その後 室内練習場に移動して 高田周平打撃投手をパートナーにキャッチボールやティー打撃で汗をかきました。

年末年始はゆっくり過ごしたと言う上本ですが、「軽くはずっと動いていたので、いつから(始動した)とかはない」そうで、キャンプへ万全で臨むべく 淡々と「出来る限りのコトを」しています。

監督交代で新体制となっても「やる事に変わりない」とはいえ、「もっと力強く!とは、ずっと言われていた。特に打つ方だと思う」と話して課題を明らかにしました。

現在はティー打撃やマシン相手に打つ段階で、まだフリー打撃はやっていません。力強く!と言うテーマに関しては、「しっかり振ろうと言う意識と、後は やりながらの感覚なので・・・」言葉で説明するのに四苦八苦。ただ長打力の話になった時、「そう言われてみれば、去年は(2番を打つにあたって自分だけの勝手な考えで)ちょこちょこ当てに行ってた感じがする」と明かしました。

今季は出塁する事が第一な場面と長打を狙いに行くべきところをしっかりメリハリをつけて対応するよう準備して行くつもりでいます。

毎年のようにケガで離脱してフルシーズンの出場がまだない上本ですが、「(怪我の予防と言っても)去年で言えば、ダイビングしての骨折だったので。(他の選手と)ぶつかる事もある」ので仕方ないケースもあると言います。ケガを怖れる余り、思い切ったプレーが出来なくなれば元も子もないと考えます。

4年と長期に及ぶ選手会長職についても、「元々先輩とかが代わりにやってくれたりする事もあるので、今まで通り助けてもらいながらやって行きたい」と自然体に構えて特別負担にも感じていません。

「ボクが思っているのは気持ちの部分。(長いシーズンの中で苦しくなった時に)萎えたり諦めたりしないコト」。『超変革』を掲げるチームですが、「勝つことが全て。勝つか?負けるか?なので」勝利のために必要な「その時その時 出来る事をしっかりやるだけ」とチームリーダーは言葉を飾らず、シンプルな決意を語っていました。

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