スタンプ未押下

オフトラニュース

先発以外なら何でもやる!

2016/1/13

朝から冷え込んだ関西圏。鳴尾浜の新人合同自主トレは第2クールに入りました。卒業論文提出の為に高山・坂本は不在でしたが、NPB新人研修から戻った4選手が元気に練習を再開しています。

午後には冬の柔らかな陽光が差し込んだ阪神甲子園球場で、福原 忍投手が自主トレを公開しました。黒いトレーニング・ウェア姿のベテランは外野で軽くキャッチボールを行い、一塁側アルプススタンドの階段を駆け上がったり、カメラマンの注文に応じてシャドーピッチングのパフォーマンス。その後、今季にかける決意を語っています。

現在は「しっかり下半身(の粘り)を作って」いる段階で、ペースも例年通りだと言う事。昨季は最優秀中継ぎ投手賞(最多ホールドポイント)のタイトルを獲得するなど2011年から5年連続50試合以上に登板しているタフな右腕も39歳(今年12月で40歳)となりました。

「(年齢については)わかんないけど、何とも思わない。気にした事もないし、まだまだ体は動くので。・・・(年だからとかじゃなくて若手の頃から)何やっても、しんどいモノはしんどい」。長く現役を続けられている秘訣を訊かれて、「無い。シーズンに入って1試合1試合の気持ちでやった結果がそうなったと思うし(それは今後も)変わらない」と答えています。

「(金本監督とは)現役も一緒にやらせてもらったし、チームも上がって来ると思うので非常に楽しみ。変わらないといけないし、優勝する為に変革は必要だと思う」。指揮官から直々投手陣のキャプテンに指名された福原ですが、「年代が近い人もいるし、球児も帰って来たから皆で話し合ってチームがイイ方向に行くようにしたい。そこにトリ(鳥谷)とか上本とかもいるし・・・」と気負いは全くありません。

守護神・呉 昇桓投手の退団で監督は抑え候補の一人と考えているようですが、「それは首脳陣が考える事。投げろ!と言われたところで投げる準備をするだけ」です。「先発以外は」どこでもやる意気込みを見せました。

MLBカージナルスと契約した呉 昇桓投手に関しては、2年間一緒にやって精神力の強さなどを学んだと言います。「彼が凄い成績・セーブ記録で(韓国から)来て、それでも勉強熱心で、少しでも上手になりたいと言う姿勢」に感銘を受けました。

退団したのは残念ですが、「言ってもしょうがないんで、チーム全体でカバーと言うか?また新しいチームでね」と話し、気持ちを切り替えます。「頑張って欲しいですね、スンファンには!」。盟友の新天地での活躍も祈っていました。

MENU