神戸市中央区のテレビ局で岩崎・歳内 両投手が番組に生出演。今季の意気込みなどを語りました。
ルーキーで5勝をマークして更なる飛躍が期待された2年目の昨季は、夏場以降盛り返したものの3勝10敗と勝ち星に恵まれなかった岩崎 優投手。「全体的に数字が落ちてしまったのが悔しい。やはり、スタート(での躓きが響いた)ですね」と振り返ります。
今オフは順調に調整が進んで、「(感触は)凄くイイ。ボールを投げる事に関しては・・」全く問題はありません。「どんどんキャンプからアピールしないといけないので早め早めに」仕上げて来たので、「まだ決めてないけど(いつでもブルペンに)入れる」状況にあります。
昨季後半定着したローテーション入りは当然ながら、その中でのランクとしても5〜6番手ではなく3〜4番手を目指している岩崎。3年目の今季は、信頼される先発の証しとして「規定投球回にはこだわりたい!」と決意を示していました。
プロ4年目だった昨季は、ケガで出遅れたものの一軍に昇格した6月以降は中継ぎとして徐々にベンチの信頼を得て、終わってみれば自己最多の29試合に登板。スピードも8月に自己最速150km/hを記録するなど全体的にレベルアップのシーズンを送った歳内宏明投手。
数字的にも打者の反応を見ても「明らかに(球が)速くなってる」事を確信。それまでは然程(さほど)重要視していなかったウエイト・トレーニングに本腰で取り組んだ事も一因であると考えています。
年末は殆どボールを握らず、ジム通いなどをしていましたが、年明けは主に甲子園(室内)でベテラン・福原と共に汗を流しています。「ウエイトだけでなく」下半身強化にも力を入れているそうです。
39歳の大先輩からは、「シーズン中から中継ぎとしての気持ちの持ち方・準備の仕方とか教えて貰っていた。この時期はフォームとか、技術的な事を教えて貰っている。一緒にやらせてもらう中、観て勉強出来るし、直接訊ける。まだまだ訊いていきたいコトが沢山ある」と言います。
具体的にはフォーム的な課題である「下半身の使い方。去年の自主トレの時から教えられていて、今も方法は一緒の事をやってるけど」シーズン中ではなく、この時期だからこそ出来る練習に集中している歳内です。その結果、「出来てる時と出来ていない時の差が分かって来た」との事。
「(50mほどの遠投をする中で)イイ時は、その50mで最後までボールが伸びて勢いを保ったまま」
垂れずに届く。「福原さんは(シーズン終盤に体が疲れている)そういう時も力だけじゃなくて!と言ってたので。(そこが)疑問だった」歳内にも下半身を使ったフォームを理解出来つつあるようです。
守護神・ 呉 昇桓が抜けたとは言え、マテオの加入もあって目標である勝ちパターンの救援陣に食い込む事は容易ではありません。「誰に負ける(ライバルが誰なのか)とか?分からない。7〜9回。そこに入っていかないといけない!勿論、安藤さん・福原さん・・そこらへんに割って入んないといけない!と思っているんで」。
その上で歳内は、「最低でも50試合位は投げたい。一番は好不調の波を小さくして、あとはコントロール。(昨季は)四球が多かったので減らしたい。生活リズムを考えて」野球の事だけに集中する充実の5年目を過ごす覚悟でいます。