兵庫県姫路市にある播磨国総社(そうしゃ)射楯兵主(いたてひょうず)神社の初ゑびす祭 『宝恵駕籠(ほえかご)行列』に伊藤和・金田の2投手が参加しました。
球団による地域貢献の一環として 例年 阪神の選手が花を添えている神事ですが、過去には若き頃の藤川球児投手が参加した事もある縁起の良い宝恵駕籠行列。大小様々な御輿や台車と共に城下町を約4km 数時間かけて練り歩きます。伊藤和・金田も同行。お囃子の太鼓を叩いたり、割烹や中華料理店前で鏡開きをして人々に福を授けていました。
2年連続の参加となった伊藤和雄投手は「去年は初めてだったけど、2回目で要領も分かっているので楽しくやってる」そうで、時折笑顔を見せる余裕もあります。昨春キャンプで左脇腹を痛めて出遅れただけに本殿での成功祈願祭でも「しっかりケガなく」プレー出来るように!と手を合わせて来ました。
「(昨季は一軍登板なしと)悔しいシーズンだった。監督も変わりチャンスなので、やるしかない!」伊藤和。金本監督がウエイト・トレーニングを奨励する中で、「ボク自身もウエイト中心にやって、順調に自主トレが出来ている。(トレーナーの指導通りに)重さを増やして、スクワット(やベンチプレスで)デカい筋肉」から重点的に鍛えています。
「(今季で)大卒5年目になるし、今年やらなきゃ終わってしまう。やるしかない。ファームでは(安芸キャンプ初日の)2月1日からシート打撃があると言われている。しっかり体を作っていかないといけない。これからブルペンにも徐々に入って行きたい。明日くらいから入って行かなきゃ!」。伊藤和は、背水の陣を敷いてキャンプに挑む覚悟です。
「全然イメージ出来てなかったけど、縁起の良い祭りで(熱気に)圧倒された」。 初参加となった金田和之投手は、姫路の人たちの祭りへの大変な思い入れに驚いた様子でした。
祈願祭では、「ケガせず一年間やれたらイイな」と神頼み。「(4年目の今季は)2年前に40試合投げてるので、それを超したい。(背番号と同じ48試合とかではなく)一年間一軍にいる事を目標としたい」考えです。
「ケガしない体(作り)。一番それをやっている。(呉 昇桓と自主トレを)去年一緒にやって色々教えて貰って、今年は継続してやっている。シーズンを通してトレーニングして行かないと」。阪神に復帰した藤川球児投手に関しては、「実績もスゴい方だし、観て学べるところを学んで行きたい。いろいろ訊きたいし、野球に取り組む姿勢も見習いたい」と話します。
マテオやドリスと言った右の救援投手も加入する今季、何をアピールするか?を尋ねると「先ずは真っ直ぐ。球速は、筋トレしてる中でその効果が上がればイイ。何とか抑えられるピッチングを目指したい」と答え、巻き返しを誓っていました。