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オフトラニュース

去年とは違う自分を

2016/1/25

石崎剛投手、江越大賀外野手、守屋功輝投手、植田海内野手の4選手が、大阪市北区の大阪天満宮で『初天神梅花祭福玉まき』に参加しました。

本殿に特設された壇上から、境内に詰めかけた参拝者に福玉を投じた江越は、「楽しかったです」と笑顔。「寒い中、たくさんの方が集まってくださった。気持ちを新たに、また頑張ろうと思いました」と感想を口にしました。

大阪天満宮といえば、学問の神様・菅原道真。「勉強は嫌いです(苦笑)」という江越ですが、「頭が良くなりますようにとお願いしたい」のだとか。

というのも、「バッターボックスにはノートを持って行けないので、対戦した映像を見た時の記憶を、自分の中で暗記しておかないといけない」と、野球をする上での記憶力の大切さを痛感しているからです。

1年目の昨季は「何もわからず、ただ無我夢中でやっていた」状態でしたが、経験とデータ研究で「ピッチャーの武器や癖が、ある程度頭に入った」といいます。その記憶を打席でよみがえらせ、バッティングに活かしていく姿勢を見せました。

「プロに入ってから書き始めた」というノートには、ピッチャーごとのボールの印象や、キャッチャーの配球の特徴などを記入。シーズン中は持ち歩き、独自のデータ収集に役立てています。

昨季は、ルーキーながら56試合に出場し、打率.214、5本塁打、16打点。この成績を江越は、「全然納得していない」といいます。なかでも、176打席に立って64という三振の多さに言及。「打ち損じて、気づいたら追い込まれることが多かった。自分で勝負できなかったので、追い込まれる前にしっかり勝負したい」と話し、「三振は少ないほうがいいですけど、三振の数を減らそうというよりは、ミスショットを少なくしたい」と力を込めました。

そのために、打撃練習のテーマとしているのは「目線がぶれないこと」。「今までは特に意識していなかったけど、プロではそれをやっていかないと、簡単に打てるピッチャーはいない」といい、キャンプでも継続して取り組んでいきます。

昨年に続いて、キャンプは沖縄組。「シーズン通して一軍で戦うのが目標。そのために、オフは体作りをしてきたつもりです。キャンプでは、ケガをしないようにやっていきたい」と意欲を見せました。

2年目の今季は、「レギュラー目指してやりたい」とキッパリ。外野のレギュラーとして確定しているのは福留のみで、残る2枠を狙ってのポジション争いに挑みます。

「バッティング、守備、走塁、すべてにおいて自分の持っているものをアピールして、去年と違う自分を見せたい。レギュラー目指して、そしてチームのために優勝目指してやっていきたい」。レギュラー奪取の絶好のチャンスを、逃すつもりはありません。

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