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オフトラニュース

岩貞、急上昇!

2016/2/6

今日からキャンプは第2クールへ。宜野座では、初めて実戦形式の練習となるシート打撃が行われました。

打者9人に対して打たれたヒットは1安打のみと、好投を見せたのは岩貞祐太投手。金本知憲監督は、「急浮上したね。先発ローテのチャンスある。オープン戦第1号で投げさせてみたい」と期待を口にし、「右バッターを抑えている。真っすぐがいいし、シュートは低めに沈む。フォークは、真っすぐと同じ振りで投げられていて、腕が緩まないね。能見のいい時みたい」と高く評価しました。「香田コーチと相談して。投手コーチの見る目のほうが高いから」としながらも、「俺の中では急上昇した」と3年目左腕に心を捉えられたようです。

香田勲男投手コーチも、岩貞について「キャッチャーのほうに、素直に真っすぐ力を伝えていけるように。それをテーマに秋からやってきて、できるようになってきた。本人も手応えがあるようだし、継続してやっていこうと思います」。納得の表情を見せました。

絶好調の岩貞から安打を放ったのは、大和外野手。ショートの頭上を越すライナー性の左前打を放ち、「しっかり振り切れました」と胸を張ります。金本監督も、「打った球がインコースだとしたら、あれが大和の良さ。あのコースを三塁線、レフト線に打つのがね。どんどん引っ張っていい。ホームランも出るんじゃない?狙えとは言わないけど、自然に出る」と満足そうに話しました。

新井良太内野手は、岩崎優投手から左翼へ本塁打。アピール弾にも、「初めての実戦形式で、積極的に振っていきました。その中で、課題が見つかると思うので。今やっていることを、結果が出ようが出まいが、続けていくことが大事」と表情を引き締めました。金本監督は、「左ピッチャーに強いね。そこで生きている選手。タイミングさえ合って、力が伝わるスイングをできれば、飛距離はまだ出る。体が若いから。トレーニングをしっかりしているしね」と、さらなる進化を望んでいます。

この日の午前には、侍ジャパンの小久保裕紀監督が、宜野座キャンプを視察に訪れました。昨年のプレミア12に阪神から選出されたのは藤浪晋太郎投手のみで、その藤浪も右肩炎症のため出場を辞退。金本監督は「タイガースの選手が少ないので、送り出します、協力します」と小久保監督に伝えたことを明かしました。

今キャンプ初の週末を迎えた宜野座村野球場には多くのファンが訪れ、能見、藤川、岩田、福原の4投手によるサイン会も。シート打撃の途中から降り出した雨は次第に本降りとなり、思わぬ寒さに見舞われましたが、選手たちに熱視線を送っていました。

松田遼馬投手が、右肩関節炎のため宜野座キャンプを離脱しました。前日に右肩違和感を訴え、嘉手納町の病院で検査したところ炎症が見つかり、この日、帰阪。セットアッパー候補として大きな期待がかかっていただけに、無念のリタイアとなりました。

安芸キャンプも、第2クールがスタート。掛布雅之ファーム監督が就任後初めてノックを行い、森越祐人内野手を相手に30分間、250球。熱血指導でファンを沸かせています。また、臨時コーチを務める江夏豊氏がチームに合流。選手宿舎で、ナインに向けて講義を開きました。

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