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オフトラニュース

体重増えて俊足に!?

2016/2/12

曇り空で風が強い中、北條・陽川・横田・緒方の若手4選手による早出特守でスタートした宜野座キャンプ第3クール2日目。連日激しいトレーニングで追い込んで来ただけにキャンプ中盤を迎えたこの時期は疲労がピークに差し掛かる頃。それだけに周囲もナインの状態には特段の気遣いを見せます。

マット・ヘイグ内野手はランチタイムの打撃練習中に右脇腹付近の軽い張りを訴えて、やはりノックで右足首を軽く捻った北條史也内野手と共に別メニューに回りました。二人はいずれも大事を取っただけで病院にも行く予定は無いとの事です。

ブルペンでは、前日の紅白戦で先発した岩貞が目を引きました。下柳臨時コーチやストップウォッチ片手の金村コーチら多くのコーチ陣からアドバイスを受けながら、「昨日(紅白戦で)出来なかった事をやろうと思って」全てクイック投法で真っ直ぐ・シュート・チェンジアップなどで86球。金本知憲監督も左打席に立って期待のサウスポーを打者の目でチェックして、「大体7〜8割くらいは良い回転のボールが来ていた」と話しています。

16日に予定される東北楽天との練習試合(宜野座)での登板が有力な岩貞祐太投手ですが、「昨日(実戦)一発目でやられてしまった。陽川にも本塁打を打たれたけど、能見さんから『(先ずは)紅白で無事打者相手に投げる事が出来た。(反省点は)これから実戦で活かして行けばイイから』と言ってもらったので、今は気にしていない。(16日の練習試合は)チームにとっても一戦目だけど、自分にとっても一戦目なので何としても結果を出したい」と3年目のジャンプアップへ強い意欲を示しました。

メイン球場では午前中シートノックから投内連係・ランダウンプレーなどが行われ、各選手が声を掛け合いながら活気のある練習となりました。サブグラウンドでも鳥谷・上本らが平田・久慈両コーチから交互に放たれるノックを追いかける特守を受けています。

「今日の特守は、キャプテンの姿勢と言うより、二遊間を見張りに行ったけど、最後も声を張り上げてバックホーム(を行う)とか、トリもやろうとしてるのかな? 自負と言うか、遅いけどね。(だけど)まだまだ若いし、体が強いし、技術的にも伸びるところがある。真面目にやるから(声くらいしか)突っ込みどころがない。西岡とは真逆のタイプや(笑)」。指揮官は、キャプテン鳥谷 敬内野手の日々変化しつつある姿をこのように表現しました。

打撃練習では、指揮官の関心は専ら陽川尚将内野手に注がれました。コーチ陣も加わり、個別練習後まで付きっ切りで長時間に渡って指導を行いました。「去年の秋からあれこれ、片岡コーチと言い過ぎかな?くらい言ってるけど。本当は一つ二つずつの方が段階見て言った方が良いんだけど、小さい事に囚われず全体見て(今日はアドバイスした)。けど、ここ1〜2日で言った事がパッと出来てるからね。(ロングティーでは)右手の使い方(について話した)。当たってドン!で終わってるから。しっかりヘッド利かせて」振るように指導したそうです。

また、「足が速くなったから、彼は。しっかりトレーニングして体重が6kg増えても、垂直跳びも(数値が上がった)。使える筋肉が増えて来た証拠」だと評価しました。

「今日は色々言われた。下半身や腕の使い方とか。構えた時、軸足(付け根あたり)に入ってるから、体重をかける事とか、バットの出し方とか言われた」。陽川自身も首脳陣の期待を肌で感じています。体重については現在91kgと入団以来最高との事。「自分では分からないけど(周りからは足が)速くなったと言われる」と実感は今一つです。

初めて外野ノックも体験。中村コーチから急に言われて入ったそうですが、「外野の難しさはまだ分からないけど、実戦入って外野が出来れば(出場する)チャンスが広がるので、どんどん挑戦して行きたい」と話して、中学生時代以来と言う不慣れなポジションにも非常に前向きでした。

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