一軍・ファーム共にキャンプ休日。3クールを終えて月末の打ち上げまでちょうど折り返しとなる沖縄では、岩崎 優投手が読谷村のチーム宿舎にある室内練習場で自主調整を行いました。16日に組まれた東北楽天との練習試合に登板予定の岩崎は、開幕ローテーション入りへ向けて気合いを入れて臨みます。
高知でも横山・望月・原口らが安芸ドームに姿を現し休日返上のトレーニングで汗を流しました。今季唯一の高校生ルーキー望月惇志投手は、ネットスローでフォーム固めに余念がありません。前クールでは体調不良で12日の練習を一日休んだ植田 海内野手もすっかり元気になって、自らの課題に取り組んでいます。
「(高い場所は)ちょっと怖かった」。14日の紅白戦(宜野座)で最速151km/hと指揮官も「見たことが無い」程のスライダーを披露して衝撃的な『日本デビュー』を飾ったマルコス・マテオ投手は、恩納村にあるレジャー施設『フォレスト・アドベンチャー IN 恩納』を訪問。崖と崖を結ぶ遊具などが揃って自然をワイルドに楽しむアスレチック施設ですが 、スペイン語で「バルブセ(髭の男たち)」と恐れられた厳つい風貌とは裏腹に ケガのリスクを考えて比較的安全なモノを選んでリフレッシュの時間を過ごしました。
「スライダーが相当イイ。一級品ダネ」と指揮官が絶賛すれば、他球団のスコアラー陣も軒並み警戒感を示した威力満点の投球ですが、「左打者対策で(攻め方を)変えた方が良いんじゃないかな?と言うのはあった」(金本監督)あたりが今後の課題になって来そうです。
最初の2クールがハードだった為か?第3クールはややトレーニングを軽目にして体力の回復を図った感のある今回のキャンプ。次のクールからは対外試合がスタート。いよいよレギュラー獲り・ローテ入りなどを目指し、選手は本格的なサバイバルに突入します。
16日の練習試合(対 東北楽天・宜野座)先発予定メンバーは次の通り。
1番(二)西岡、2番(遊)北條、3番(一)今成、4番(三)陽川、5番(指)新井、6番(中)江越、7番(左)緒方、8番(捕)岡崎、9番(右)横田、(投)岩貞
「チームにとっても、自分にとっても(今季対外試合の)一戦目になるので、何としても結果を出したい!」。11日の紅白戦で陽川に一発を喰らうなど課題を残したものの、反省も踏まえて前クール中にセットポジションの投球などを入念にチェックしたプロ3年目のサウスポー岩貞祐太投手が、満を持して先陣のマウンドに立ちます。