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オフトラニュース

まるで漫画の主人公!

2016/2/21

宜野座キャンプ期間中では唯一の敵地移動。昨年度セ・リーグ王者・東京ヤクルトを相手に金本阪神初のオープン戦が晴天の浦添市民球場で行われました。

阪神先発・岩崎は初回から毎回安打を許し常に走者を背負いますが、要所で踏ん張り4回(64球)
を6安打無失点と粘りの投球を見せました。「先ず4回投げて無失点と言う結果は満足している。ちょっと走者を出し過ぎたけど、粘り強く投げる事が出来た」と振り返った岩崎 優投手。それでも、「今まで取り組んで来たモノをしっかり出せていない部分がある。変化球の精度や高さに拘ってやって行きたい。結果出して行かねばいけない立場。今日のような粘り強い投球を続けたい」と話して、開幕ローテーション入りへ強い意欲を覗かせています。

「前回はボール先行でテンポが悪かったけど、今日はストライクゾーンで勝負出来てたんじゃないかな?高めのボールでもファールを取れてたし、自信持ってイイ。ただ、追い込んでからの勝負球が弱い」。金村 暁投手コーチは、岩崎の投球を高く評価しました。

2人目の秋山は、更に安定した内容。5回から3イニング(27球)を投げて無安打無失点でまとめました。圧巻は5回表。一死後 失策の走者を背負うも山田・バレンティンから連続で見送り三振を奪ったところです。「(審判の傾向としてストライクゾーンが広かったけど)全般的に低めによく制球出来た。フォームと言うより、打者と勝負して行く中で、打ち取り方や配球の面で後悔しないように心がけている」と話します。

「秋山は良かったネ。1年目の良い頃に戻りつつあるのかな?」。金本知憲監督も、今季の秋山にこれまでとは違ったモノを見ているようでした。

打線では、1番に入った大和がヤクルト先発・ルーキー原 樹里の初球真っ直ぐを左前へ運ぶなど3打数3安打。売り出し中の横田も4回表に右中間を破る先制適時二塁打を放つなど5打数2安打1打点と気を吐いています。13安打で6得点の打線に、失点は8回裏 ショート北條の悪送球による1点だけ。

金本阪神 初のオープン戦は、6対1と投打噛み合う快勝に終わりました。「横田は見ていて楽しい。漫画の主人公に出てきそうなキャラクター。審判の判定もあるけど、見逃し三振が多い中、横田に関しては食らいつく姿勢を見せてくれた」。指揮官は、若き挑戦者を褒めちぎります。

「(先制二塁打は)真っ直ぐを狙ってたけど、変化球に上手く対応出来た。(監督・コーチから)教えて貰ってる事が、少しずつ出て来て嬉しい。とにかく結果が欲しいです」。横田慎太郎外野手が一軍生き残りへ必死な思いを語りました。

上本・西岡とのセカンド定位置三つ巴の争いにまたもや波紋を投げかけるカタチになった大和(前田大和)選手。「積極的に行こうと言うこと考えて結果を出せて良かった。(監督・コーチからは)外の球を追いかけるから、そこを修正するように言われている」と話します。

濱中 治打撃コーチによると、「(大和は)右に打とうと言うクセがついてしまっているので(元々得意だった)インサイドをしっかり引っ張る事を」もう一度思い出すように指導しているとの事。首脳陣には悩ましいレベルの高いレギュラー争いが続いています。

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