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オフトラニュース

ドラ1高山、1軍デビュー!

2016/2/25

いよいよ最終クール。日本ハムを宜野座へ迎え、練習試合が行われました。

この日から一軍キャンプに合流したドラフト1位の高山俊外野手(明大)は、七番DHでいきなりの先発出場。見逃し三振、左飛、左飛で迎えた九回の第4打席、屋宜の外角直球を弾き返して投手強襲の内野安打を放ち、上々の一軍デビューを飾りました。

緊張の一日を終えた高山は、「少し硬くなっているところはありましたが、先輩方が声を掛けてくださったり、チームも明るく溶け込みやすかったです」とホッとした様子。「充実した一日でした。まだまだ納得はいっていませんが、思い切りやれて良かったです」と感想を口にしました。「直球をもっと積極的に打てれば良かった」という反省点も。初安打が出たことを喜びながらも、「与えられた打席でしっかりやるだけです」と表情を引き締めています。

金本知憲監督は、試合前には高山のフリー打撃をケージ裏からじっくり視察。「フォーム的には完成に近い。あとは、どうゲームで慣れるかだね。スイングスピードが出る打ち方をしているし、根本的な幹ができている」と称賛し、ここまでの仕上がりについて「予想以上です」と高い評価を与えました。

同じく一軍に昇格したドラフト6位ルーキーの板山祐太郎外野手(亜大)は、八回裏、江越の代打で登場。榎下の前に、空振り三振に倒れています。そのまま九回は右翼に就きましたが、守備機会はありませんでした。

もう一人、この日から一軍に合流した原口文仁捕手は、七回から3イニング、マスクを被り、高宮、高橋、二神の3投手をリード。打者9人をパーフェクトに抑え、捕手としての存在感を示しました。九回には左前安打を放ち、バットでもアピールしています。

ここまで、対外試合3試合で12打数6安打3打点と絶好調の横田慎太郎外野手は、この日も4打数3安打2打点と猛アピール。金本監督は、「必死さが結果に出ている。技術を超えた気持ち。気持ちで打つ良い例だね」と横田の気迫に目を細めます。

守備でも、九回に横尾の放ったセンター前のフライを好捕。横田は「普通に捕れると思った」と涼しい顔ですが、「守備でも執念を見せている」と金本監督は好評価。「ガッツがあるし、何が何でもというのがある。阪神にはいなかった選手だね」と、活きの良い若虎の出現を喜びました。

高山と板山が合流し、外野手争いは更に熾烈に。「とにかく実戦で結果がほしい。気持ちを緩めず、アピールしていきたい」と横田。一軍生き残りを賭け、がむしゃらに闘い続けます。

先発のマウンドに上がった岩田稔投手は、3回を投げ3安打1失点。初の対外試合に、「ボールの強さ、高さ、コース、まだまだ中途半端ですね」と課題を挙げました。習得中のチェンジアップについては「まだまだです」と不満を口にしましたが、「武器にできるように、しっかり投げてどんどん試したい」と意欲を見せています。

岩田が二回に石川慎から浴びたソロ本塁打の1失点のみで、2番手の能見以降、ドリス、高宮、高橋、二神と無失点リレー。攻撃では、五回に西岡が右前に同点打、続く大和の左前打で勝ち越し。七回には途中出場の上本の二塁打で1点を追加し、3対1と阪神がリードしていたものの特別ルールにより九回裏へ。その最終回、今成、高山、横田、原口、緒方の5連打で3点追加し、更に北條の犠飛でもう1点。7対1で、阪神が勝利を収めました。

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