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ビジター
久保田智之 久保田智之
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コラム

現在の虎はだいたい6代目

虎の袖章の歴史は現在のデザインでだいたい6代目になる。だいたいと書いたのは、昔は現在のように厳密なデザイン規定がなく、年ごとに微妙に形が変化していたからだ。写真は現在の虎と同じ6代目の分類に入れている84年の袖章。現在のとは形が微妙に違うが、これくらいの違いなら、大きく分類した場合、これも6代目のカテゴリーに入ってしまう。ちなみにモノトーンの虎は形が同じなので、こちらも6代目のひとつと考えています。

袖章がモノトーンの虎から、黄色の虎に戻り、選手の背ネームも復活したビジター用。このユニフォームは、マイナーチェンジの過程が複雑なので、もう一度おさらいしておこう。

まず、2002年に前年に登場したモノトーンの虎が廃止となり、黄色の虎が復活する。しかしこの時点では背ネームは廃止されたままだった。

背ネームの復活は03年からで、厳密に言うと、ココで紹介しているビジター用ユニフォームと前項で紹介しているビジター用ユニフォームの間にもう1種類のユニフォームが存在しているのである。

そしてついに2001年のシーズン、モデルチェンジが行われたのであった。

要は背ネームが有るか無いかの問題なので、02年の方は割愛させていただき、18年ぶりのリーグ優勝を果たした03年のビジター用ユニフォームを掲載させていただいた。今さら言うまでもないと思うが、このユニフォームにはタイガース・ファンの素晴らしい思い出もたくさん詰まっているはずである。しかし日本シリーズでこのユニフォームで勝ち星がつかなかったのはちょっと残念だった。

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