阪神タイガース恒例の真夏のイベント「ウル虎の夏」。この企画がスタートした2013年は白地に縦縞、翌14年はグリーンのユニフォームが採用されたが、15年からは、一貫して黄色を基調にしたデザインが採用されてきた。
2021年も黄色が基調となったが、その雰囲気はこれまでとはずいぶんと違っていた。ここ数年、幾何学模様などの柄ものが続いておりマンネリ化しているのではないかという課題感を持っていた担当がそれを打破したいという想いから、ユニフォームの前面に牙を剥いた虎の顔を大胆にプリントした“タイガースらしさ”がありながらも、”今だかつてないインパクト”のあるデザインにたどり着いた。
「ウル虎の夏」の企画ユニフォームは、春に披露目試合が行われる。虎が牙を剥くユニフォームは、4月16日の対東京ヤクルトスワローズ戦で初登場した。この試合で先発マウンドに上がったのは藤浪晋太郎投手。打席でもレフトスタンドへ2ランホームランを放ち、甲子園球場では初の本塁打だった。まさに二刀流の大活躍。試合後のヒーローインタビューでは「大阪のおばちゃんみたいなユニフォームで」とテレ笑いを浮かべながら球場を沸かせていた。
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