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(左)関本賢太郎(右)藤川球児 (左)関本賢太郎
(右)藤川球児
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ビジター
(左)鳥谷 敬(右)能見篤史 (左)鳥谷 敬
(右)能見篤史
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2012年の1月31日(火)、春季キャンプスタート直前の沖縄で、新ユニフォームの発表会が行なわれた。

デザインのコンセプトは「伝統と革新の融合」。

しかし新しく登場したユニフォームで、タイガース・ファンの目を引いたのは、やはり球団初のツートンカラーのセパレートタイプが採用されたビジター用ではなかったかと思う。黒い上着に白いパンツ。2色の組み合わせは、これまでのタイガースのユニフォーム史には存在しなかったスタイルである。

野球のユニフォームに上着とパンツの色が違うセパレートタイプをはじめて採用したのは1972年のオークランド・アスレチックスだった。この年から黄色のホーム用と緑のビジター用の上着に、それぞれ白いパンツを組み合わせたユニフォームを採用したのである。野球のユニフォームは上下同じ色でなければならないというそれまでの球界の常識を覆すデザインであった。

当初、奇抜に見られたが、チームがワールドシリーズ三連覇を果たすなどするうちに、他球団でも採用するところが現れ、野球ユニフォームのひとつのスタイルとして確立した。

日本でも太平洋クラブライオンズ(現埼玉西武ライオンズ)が73年に採用したのを皮切りに、これまでタイガース以外のすべてのチームがこのスタイルを採用してきた。

そしてついに今回の採用で12球団すべが導入という形になった。

ちなみにこのユニフォームは伝統の縦縞に敬意をはらうという意味で、黒い上着に透かしのようなシャドーストライプが入っている。

このあたりは「伝統と革新の融合」というコンセプトから生まれたデザインなのだろう。

一方、ホーム用は「力強さ」を表すために、ストライプを従来よりも太くしているという。

『牙』をイメージしたシャープな切り返しのデザインがホーム、ビジター共に採用され、これは虎の「勇猛さ」を表しているそうだ。

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